LOVE JUNK

Vol.1 ホーチミン市と男と女

毎日水を買いに行った店のおばちゃんと ホーチミンに行ってきた。昨年のバンコクと同じメンバー。方向感覚に強いがお腹が弱い高田清香、得意の英語で値段交渉に強いが金勘定が苦手の藤原素子、水1.5リットルに湯沸かし器と備えあれば憂い無しの香川美和、特技はないが荷物が少ないことだけが自慢の私。

しつこい物売りやシクロやバイクタクシーは、発展途上国名物でそれなりにおもしろいんだけど、ちょいとガラが悪い。道を歩いていたらいきなりケツをぶたれ「何すんだよ!」と言う私に、誰が教えたか、とてもここでは書けない言葉を発し、「うるせー、ばーかばーか」と偏差値の低い争いをした。彼らはあまり仕事熱心ではないようで、ほとんどが道ばたでぐうたらしているようにしか見えない。暑いせいもあるんだろうけど。比べて女性は働き者。笑顔が可愛くて、ついつい何か買ってあげたくなっちゃう(買わないけど)。市場でコーヒー豆を売っているヌーさんは、結構仲良くなったにもかかわらず、商売は決して忘れない。美味しいベトナム風お好み焼き屋を教えてくれたお礼を言いに再び会いに行ったら、「キョウハ コーヒー ハ〜?」と。さすが8年のキャリア。

ベトナム人にはめずらしくノリのいいおばちゃんの店では、毎日水を買いに行くたびに10,000ドン(約80円)、6,000ドン、5,000ドンと値段が下がっていった。要はぼられていたわけで、このおばちゃんからも美味しいお店を教えてもらった。おしゃれで観光客向け? って感じなんだけど、安くて地元の人もいっぱいで、店の男の子達がとても可愛くて特にそれが良かった。食べ物屋で働いている青年は(実年齢はわからないが、小柄・小顔・刈り上げのせいか、若く見える)、大衆食堂にしろ観光客向けの店にしろ、可愛い子が多かった。みんな、はにかむような笑顔で接してくれるのでついついビールを飲みすぎてしまう。

プラプラ歩いていてみつけた地元の人ばっかりの市場 バイクの数は想像以上で交通ルールは、無いに等しい(飲酒運転は? と聞いたら「ソレハ セカイノ ルールネ〜」と言われた)。今まで行ったバンコク・台北なんか目じゃない。初日にサイゴン川へ石を拾いに行ったのだが(注意! 川岸は完全に舗装されているので石はありません)、川沿いの道が片側三車線ほどの広い道で、渡るときはもう、「うわぁ〜☆□×@〜うへぇ〜」という感じ。しかしそれも最初だけで、2日目からはひょいひょいひょいとバイクをよけて渡れるようになる。川べりは汚くて臭くてしかも涼を求めたカップルでいっぱいで非常に景観が悪く、私はひとり、危険だということで諦めた向こう岸に思いを寄せるのであった。

念願のホビロン(孵化寸前のアヒルのたまご)を食べた。フィリピンにも同じような代物があるそうなので、来年はマニラでもいいかな、などと思う。あまりの暑さについつい油断して冷たいジュースを頼んでしまうこと数回。出てきて氷が入っていることに愕然とするが(氷でお腹をこわす人が多いそうな)、もったいないのですごい勢いで氷を取り出して飲む。旅行会社に「絶対ダメ!」と言われた屋台での食事。道ばたのおばあちゃんのつくるサンドイッチ(絶品!)、香草をはじめとする生野菜、高田清香に至っては、おみやげ屋の女の子が食べている弁当を一口もらっていた・・・。不安要素はたくさんあるが今のところ、体調特に異変無し。

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