学生時代のバイトで、スーパーのレジ歴4年をほこるわたしには、財布の中に同じ小銭を5枚以上ためないというポリシーがある。つまり60円の買い物をしたら110円を払って、50円玉のお釣りをもらうというもの。ここ数日、自宅に引きこもり阿呆生活をおくっていたが、さすがに必要にせまられて買い物に行き、そこで2,959円の買い物をした。なのにレジで1万円札と10円玉2枚を出してしまったのだ…。頭って使わないとダメなのね。軽いショックをうけ、やや重い足どりで家路についた。
世間はイラク戦争でもちきりである。毎日のように世界各地で反戦デモが行われ、今まで類をみない規模だという。日本もご多分にもれず、あちらこちらでデモが行われ、町を歩けばチラシを渡され、人と会えばふつうに話題にのぼる。でもいままでも戦争ってあったよなぁ…。内戦やら宗教戦争やら独立戦争やら。でもそれらはわたしたち日本人にとって(少なくともわたしにとって)、「世界のどこかで」という遠い遠い存在だった。それが今回に限っては身近に感じるから不思議である。
北朝鮮問題、インターネットの普及、数回の海外旅行や沖縄旅行。数年前、夜の樹とは別のところで参加した知覧の特攻隊を題材にした朗読劇。個人的には「お涙ちょうだい」的なものは好きではないし、美談にとらえられがちな戦争ものをやるということに抵抗があった。しかし、わたしが戦争を身近に感じるひとつのきっかけとなったのは事実だ。
と理由はいろいろ考えられるけど、人は身近に感じて初めて、「考える」生き物なのだということを痛感する。そりゃそうだ、身近でないことになんの関心をもてというのだ。身近に感じるとなんでも理由を考える。「なんで戦争するんだろう」「なんで戦争はいやなんだろう」「なんで生きているんだろう」「なんで男ってこうなんだろう」「なんで彼が好きなんだろう」…。これ以上書き出すと例の歌が聞こえてきそうなのでやめておこう。
100人いたら100通りの答えがでるだろうし、どれも正解なのだと思う。でも最近、答えがないのもありなのかな、なんて思う。「わたしが彼を好きなのに理由なんかない」一度でいいからそんなせりふ、言ってみたいなぁ。
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