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みんなの町に、ゴミを食べちゃう清掃車があります。
名前は、ガーガといいます。
青いからだがピカピカひかって、みんなの町をまわります。
ガーガには、大きなくちがついています。
そのくちで、みんなの家からでたゴミを食べて
みんなの町をきれいにするのです。
ガーガは、ゴミを食べちゃうと言っても、それがごはんではなく、
大きなくちからゴミを入れ、そのゴミをお腹ではこび
清掃工場でもやすのです。
「ぼくは、もやすゴミが大好きな“ガーガ”。」
「ぼくの仲間には、もやさないゴミが好きな“フーフ”もいます。」
ガーガをはじめ、たくさんの仲間で、ゴミを集めています。
2
これは、ガーガを運転する、運転手の塩原さんです。
塩原さんは、ガーガをたいへんかわいがって、よく世話をしてくれます。
ガーガのからだを洗った、くちの中をみがいてやりましたので、
ガーガはいつも元気で、虫歯が1本もなく、ピカピカひかっていました。
また、塩原さんはガーガのからだを点検し、油をさしてやりましたので、
ガーガは、らくに走ったり、ゴミをよくかんで食べて
みんなの町を、きれいにすることができました。
3
こちらの2人は、ガーガのくちにゴミを入れてくれる、清掃のおじさん
斉藤さんと、宮本さんです。
ガーガは、自分でゴミを食べることができません。
斉藤さんと宮本さんは、ガーガのくちにゴミを入れて
くちの横のボタンをおして、むしゃむしゃ食べさせてくれます。
2人のおじさんは、ヘルメットとキラキラひかるベストと
鉛の入った靴をはいています。
ガーガのくちにゴミを入れているときに、他の車とぶつかったり
けがをしないように、気をつけるためです。
さて、今日もそろそろ出発です。
「おじさん、おはよう!」
「ガーガ、おはよう!」
ガーガと3人の元気なあいさつで、みんなの町をまわります。
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「今日もゴミを食べて、みんなの町をきれいにするぞ!」
ガーガのお腹は、からっぽです。
ガーガは、小さなゴミの小さなところも、大きなゴミの大きなところも
みんなきれいに食べちゃいます。
ガーガは大きなビルを通りぬけ、ふみきりをわたり、ほそい路地を通りぬけ、
たくさんの信号を、走ったり止まったりしながら、ゴミのところにむかいます。
「よし、今日は、次の信号の先からだ。」斉藤さんがいいました。
ガーガは、はやくみんなの町をきれいにしたくて、しかたがありません。
5
さあ、いよいよゴミのところにつきました。
「今日も、たくさん でているぞ。」宮本さんがいいました。
ガーガは、みんなが、ごはんを食べる時のように、
ぎょうぎよい姿勢でまっています。
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斉藤さんと宮本さんが車からおりて、ガーガのくちにゴミを入れていきます。
ガーガのくちの横のボタンをおして、ガーガはむしゃむしゃよくかんで
ゴミは、どんどんお腹の中に入っていきます。
「ゴミの袋がやぶれているぞ。気をつけてもたなくちゃ。」斉藤さんがいいました。
斉藤さんは、ゴミがいっぱい入って、おもたくなった袋が、
やぶれないように注意して、ガーガのくちまではこびます。
「よし! ここはおわりだ。次のところへ行こう!」宮本さんがいいました。
その時、斉藤さんが、
「ちょっとまって!」と宮本さんにいいました。
さっきの袋のやぶれたところから、ゴミがこぼれてしまったのです。
どうやら、カラスかネコに、ゴミの袋をやぶかれてしまったようです。
7
斉藤さんは、ガーガにつんである、ほうきとちりとりをもってきて
「きれいにしていこう!」といいました。
また、ガーガもむしゃむしゃ食べるので
くちから少しゴミをこぼしてしまったのです。
斉藤さんと宮本さんは、ていねいに、ていねいに、こぼれたゴミを集めます。
さあ、きれいになりました。
ガーガと3人は、次のところにむかいます。
斉藤さんは、運転手の塩原さんへ、大きな声で合図をおくります。
「オーライ!」
塩原さんは、まわりが安全なことを確かめて
次のところへ、ゆっくりとガーガを走らせます。
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せまい路地にも、お店がいっぱい、大きなビルもいっぱいあります。
運転手の塩原さんは、まわりの人に気をつけてガーガを走らせます。
会社に行く人達や、学校に行く人達がいっぱい歩いています。
「あ! あぶない。」ガーガはいいました。
自転車に乗った人が、とつぜんガーガの前をよこぎります。
塩原さんは、おちついて、ガーガのスピードをゆるめました。
ガーガは、自分を運転しているのが、塩原さんで本当によかったと思いました。
そして今度は、ゴミのあるところまでバックしなくてはいけません。
斉藤さんと宮本さんは、安全にガーガをバックさせるために
大きな声で、
「バックオーライ! バックオーライ!」と塩原さんに声をかけます。
9
さあ、今度のところは、お店のゴミもたくさんあります。
ゴミの入ったいれものが、いくつもあります。
お店のゴミは、とてもおもたく、1人ではもちあがありません。
斉藤さんと宮本さんが力を合わせて、2人でいっしょにもちあげて
ガーガのくちに、ゴミを入れていきます。
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危険なものが入っていないか、
ゴミは一つ一つ
斉藤さんと宮本さんの手によって
雨の日も、風の日も、雪の降る日も
夏の暑い日も、冬の寒い日も
毎日、ガーガのくちに、ゴミを入れてあげなくてはならないので
たいへんな仕事です。
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そろそろ、ガーガのお腹がいっぱいになってきました。
「う〜ん、お腹がいっぱいになってきたよ。」とガーガがいいました。
運転手の塩原さんは、ガーガを町の清掃工場につれていきます。
清掃工場は、ガーガのお腹に入ったゴミを集めて
もやしてるところです。
塩原さんは、一日に何回も、ガーガを清掃工場にはこびます。
「それじゃ、清掃工場に行ってきます。」ガーガは斉藤さんと宮本さんにいいました。
お腹がいっぱいになって、おもたくなったガーガを
塩原さんは、清掃工場にむけて走らせます。
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清掃工場に向けて、元気に走っていると
とつぜん、ガーガが、
「おじさん、お腹がいたいよ。」と泣きだしました。
「お腹がいたいよ、お腹がいたいよ。」
どうしたことか、いつまでたっても、お腹のいたみがなくなりません。
塩原さんは、ガーガに、
「もうすぐ清掃工場だ。」
「清掃工場で、ガーガのお腹を診てあげるから、がんばるんだよ!」
とはげましました。
ガーガはいたみをこらえて走りました。
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清掃工場につきました。
塩原さんはすぐに、ガーガのお腹のゴミをだして、
なんでお腹がいたくなったのか調べてみました。
ところが、ガーガのお腹にいじょうは見あたりません。
今度は〜
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〜今度は、
ガーガの食べたゴミの中身を調べてみました。
すると、ガーガの食べたゴミの中から〜
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“ガラスのビンやジュースの空きカン、ペットボトルに
お肉や、お魚のトレイ、プラスチックやおかしの袋”
もやさないゴミがいっぱい入っていたのです。
ガラスのビンやジュースのカンは、資源ゴミです。
ペットボトルにお肉やお魚のトレイは、スーパーで集めて
新しいものへと生まれかわるのです。
塩原さんが、もっとよく調べてみると
ガーガ 「あれれ。」
ほかにも、ノートやえんぴつ、たくさんのおもちゃ、
まだまだ使える品物が、ガーガのお腹に入っていました。
ガーガは、みんなの家からでたゴミを
残さずきれいに食べてしまうけど
“文房具やおもちゃ”
そして、もやさないゴミなど、おいしく食べることができません。
ガーガ 「トホホだよ。」
ガーガは悲しくなって、その場にしゃがみこんでしまいました。
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ガーガと塩原さんは、清掃工場から、斉藤さんと宮本さんがまっている
ゴミのところに帰ってきました。
ガーガは、お腹がいたくなった原因を、斉藤さんと宮本さんにはなしました。
2人とも、もやさないゴミが混ざっているのに、気がつかなかったようです。
斉藤 「ガーガごめんね。」
宮本 「今度は、もっと注意してゴミを入れるからね。」
ガーガ 「うん。だけど、ゴミはだしているみんなが、一人一人ルールを守って、
もやすゴミと、もやさないゴミを、きちんと分けてださなくちゃいけないね。」
斉藤 「だいじに使えば、まだまだ使えるものがいっぱいあるし。」
宮本 「新しく生まれかわるものも、いっぱいあるんだよね。」
ガーガ 「みんなも、ご飯は食べられるぶんだけ、残さず食べて
紙やえんぴつ、おもちゃに洋服、大切に使ってゴミをへらしてほしいんだ!」
ガーガ 「それが、僕の本当の願いなんだ。」
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今日もガーガは、青いからだをピカピカひからせ
元気いっぱい、みんなの町をまわります。
みんなの町の、みんなのゴミを、
清掃車ガーガは、むしゃむしゃ食べてきれいにします。
ガーガのお腹が、いっぱいになったとき
みんなの町は、世界で一番きれいな町になるのです。
おわり